新日鐵住金君津製鉄所の中を覗いてみました【見学ツアー報告】

2016/08/24

こんにちは。谷尾です。
8月23日、台風一過の日、僕が代表をつとめる協同組合シー・ソフトウェアの納涼イベントを実施しました。僕がいつもお世話になっている株式会社イーエスケイさんの企画に乗っかる形で実現しました。(段取りなどお世話になり、まことにありがとうございました)。

本イベントは新日鐵住金君津製鉄所さんにお邪魔して、鉄鋼の製造過程を見学するというものです。今回は車のボディや家電などに使われる薄板をスラブから熱間圧延する過程をまぢかに見ます。室内体感温度50℃とも思われる灼熱の工場内で思いきり汗をかくという「納涼」とは真逆のコンセプトですが・・・。

さて君津製鉄所のロケーションですが、東京からはアクアラインか電車で70分くらいの場所にあります。

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こちらが敷地の全体図です(絵は新日鐵住金公式サイトより拝借しました)。こちら東京ドームが200個すっぽり収まる広さです。各見学ポイントをマイクロバスで移動しますが、中央のレセプションから端の高炉までに15分ほどかかりました。
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こちらは第4高炉前。お立ち台と呼ばれています。天皇陛下がご視察になったのが由来だそうです。敷地内で唯一写真撮影が可能なのでたくさん撮りました。
真ん中でマイクを握っているのは広報の方です。
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錆をまとった姿が圧倒的な迫力でせまってきます。また非日常感が半端ありません。
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高温で溶かした材料をこちらで別の工程に運ぶそうです。目の前を通ると熱さがこちらまで伝わってきます。5

クライマックスの熱間圧延の工場内は残念ながら写真撮影不可でした。換わりに新日鐵住金公式サイトから拝借した写真ですが雰囲気伝わるでしょうか。1200℃で溶かした鋼が目の前を流れるのでとにかく暑い!20分ほどの見学を終えて、外に出るとまるで冷気を浴びるように感じるほどでした。ちなみに、この日の外気はかなり蒸し暑かったのですが、人間の感覚の不思議で、40~50℃に慣れると30℃が涼しく感じてしまうのです。

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この巨大な敷地の工場はコンピュータで制御されているそうです。膨大なステップ数のソフトウェアが動くこの設備自体がIT装置の塊といっても過言ではないでしょう。鉄鋼産業は実はIT産業なんですね。

お立ち台で記念写真です。この後は木更津駅前に移動して懇親会。ビールがいつにまして美味かったのは言うまでもありません。
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この記事を書いた人について

谷尾 薫
谷尾 薫
オーシャン・アンド・パートナーズ株式会社 代表取締役
協同組合シー・ソフトウェア(全省庁統一資格Aランク)代表理事

富士通、日本オラクル、フューチャーアーキテクト、独立系ベンチャーを経てオーシャン・アンド・パートナーズ株式会社を設立。2010年中小企業基盤整備機構「創業・ベンチャーフォーラム」にてチャレンジ事例100に選出。