【採用、人材募集】時間と場所を自由に選べる働き方を支える「オーシャン7ヶ条」

2016/10/11

リモートワーク

先日の記事だけですと、リモートワークの理想的な側面だけですので、もう一歩深く考えてみます。

鴨の水掻き(カモノミズカキ)という「優雅に水に浮かぶ鴨も、水面下では絶えず足で水を掻き続けている」ということわざがありますが、水面下の目に見えない部分が、自分たちを律するためのルールといえます。

これについては、ある程度答えを見つけておりまして、自分たちに課している条件についてまとめるとこんな感じです。「オーシャン7ヶ条」とでもしておきましょう。

1. チームワーク

コミュニケーションコストが高いリモートワークにおいてはより深いチームワーク能力が必要です。各メンバーが果たすべき役割を明確に割り振ること、一人一人が積極的に関わり「お見合いによるポテンエラー」をしないこと。受動的な姿勢だと厳しいです。能動的に拾いに行くほうが良い。さらに情報共有も重要ポイントで、これらは一定の訓練がなされていないと難しいかも知れません。

2. 顧客志向

顧客のメリットを第一に優先できること。ただし顧客に迎合することを良しとしません。プロとして時には顧客の間違いを正す、正しい方向にリードする姿勢を必須としています。顧客志向は「顧客の言いなりになること」とは違うと明確に分かっていることが大事かも知れません。でないとリモートワークなんて成り立たないです。

3. 論理的思考力

2番の顧客志向を貫くために必要不可欠な要素です。

4. 顧客へのリスペクト

顧客にバンバンもの申すのも時に良しとしてますが、根底に顧客へのリスペクトが無ければ、どんな良い発言もうまく伝わりません。顧客は、自分たちを認めてオーダーしてくれた恩人です。またプロジェクトが始まると費やす時間も長い。実に人生の3分の1ほどの時間を顧客と過ごすわけです。つまり自分たちにとって超大切な存在ですから、顧客を「彼ら」と呼ぶ人をぼくは許しません。また「お客さん」と呼ぶのも微妙な感じで、本当にお客さん扱いしてたら、うまくいくものもうまくいきません。一歩踏みこんだ指摘でも、リスペクト精神があれば伝わると思います。

5. 切磋琢磨

どんなベテランも、過去の実績にあぐらをかいていては、成長が止まってしまいます、プロのスポーツ選手がエクササイズを欠かさないのと同じです。新しい情報収集や検証など常に刃を研ぎすます姿勢が必須です。

6. ビジネス道義の遵守

最後まで筋を通すこと、仁義を守ること。意外と出来ない人が多いです。企業のビジネスマナー研修では挨拶の仕方ではなくて、筋と仁義を徹底的に叩き込んで欲しいくらいです。

7.スキル要件

一応、各ポジション別のスキル要件を設けています。これを満たす事と高いコミュニケーション能力が求められます。あと分からないことは検索を駆使するなど自分で調べるくらいのITリテラシは必須ですね。

最後に何と言っても信頼が大事

マネジメントシステムについて良く質問を受けますが、あまり関心無いです。ボリュームが必要な分野はチェック体制や不正防止ルールが欠かせないですが、そっちの領域は得意な人がやってくれるので、まあいいかなと。

ちなみにぼくはビジネスの軸は「信頼」と考えてまして、それ前提で性善説で制度設計しています。ただし掟は厳しくやってまして、一度でもチーム内でトラブルを起こした人とは二度と組みません。

 というふうに顧客からのオーダーに応えるチームについては、一見ゆるやかで厳しい感じでやってます。育成については別途プロジェクトを進めてまして、ぼくにとってはライフワークです。これを草の根的に拡めつつ、チームにリンクさせたいなと思っています。

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この記事を書いた人について

谷尾 薫
谷尾 薫
オーシャン・アンド・パートナーズ株式会社 代表取締役
協同組合シー・ソフトウェア(全省庁統一資格Aランク)代表理事

富士通、日本オラクル、フューチャーアーキテクト、独立系ベンチャーを経てオーシャン・アンド・パートナーズ株式会社を設立。2010年中小企業基盤整備機構「創業・ベンチャーフォーラム」にてチャレンジ事例100に選出。