未来の働き方について考えてみる

2016/11/25

11月23日の勤労感謝の日、仕事仲間の謝恩会に呼ばれまして、少しお話しをさせていただきました。

集まったのはITエンジニアの方々です。本日は仲間の声掛けにより有志が顔を合わせてました。首都圏在住の方が中心ですが、大阪や沖縄から参加された方も…。熱気を感じます。

ちなみに会場は店を借り切ってブッフェスタイル+飲み放題です。
昼間からほろ酔いかげんで良い気分であります(^^ゞ

様々な企業から参加されますので、まずは自己紹介から。
アルコールも進んで皆さん饒舌に盛り上げてくれています。

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さて、僕のプレゼンテーマは「未来の働き方を考える」です。
就労人口がどんどん減りゆく日本。人口ピラミッドの逆転現象はもちろんのこと、介護により働き盛りの中堅社員が出勤できなくなる問題、子育て環境の未整備問題。これからの5年でさらに深刻化するはずです。

谷尾薫 谷尾 薫

そこで働き手が生活面で様々な制約を抱えながらも、能力を最大限発揮できる環境が重要と訴えました。時間や場所にとらわれない自由な働き方が解決の鍵になると。
働き手を縛っているものに9時から18時までオフィスに「出勤」するという概念、65歳になったら一線を退くという概念があります。そんな既成概念を外せば日本の生産力が上がり好循環になるはずです。

谷尾薫 谷尾 薫

働く気持ちも能力もありながら子育てに追われて仕事に就けない主婦の方は多い。
この潜在能力を活かすことがこれからの大きなポイントとなります。つまり就業の障害となるものを取り除きます。
おそらく一番の悩みは「子供が突然熱を出したらどうしよう」です。僕自身フルタイムで子供を見る機会が多いのですごく良く分かります。

具体的には、子供の急病でもすぐ保育園に駆けつけられる、看病しながら仕事ができる、そんな就業環境を整えること。
僕はその現実解はリモートワークだと考えています。特にITやWebの仕事はパソコンとインターネットがあれば場所や時間は選ばない仕事です。会社に通わなくてもできる仕事は在宅でもOK、この概念を具体化するというミッションを語りました。

次に退職シニアの方。リタイアの直前まで第一線で活躍されていた方たちです。いったん退くとポジションが下がる、再就職にあたっては様々な求職者と横並びという現実を聞きます。その方々の本音はご自身が培った人脈や経験を活かしたい、ということです。フルタイムで高給は望まない。ただ貢献したい、そして受給年金で足りない分だけ補えれば充分という声を聞いています。こういった方々と企業がシニア顧問を迎えたいというニーズを結びつける、、そんな想いをお伝えいたしました。特に経験の浅い若手企業における老師へのニーズを念頭に。

もちろん起業家やフリーランスの方へのメッセージも。週1回からの常駐案件というのはSIアンダーではフルタイムで現場に縛られてしまうことへのアンチテーゼです。そして僕の本業のオーシャンのコンサル案件や受託案件もどんどん発信して、今まで以上に顧客ニーズに応えながら、もっと仲間を増やしたいとお話しいたしました。

谷尾薫 谷尾 薫

ところでここ数年クラウドソーシングという概念のサービスが急速に広まってますが、企業が調達コストを下げ受注者は疲弊する構図になってます。これで成り立っているので良いも悪いも無いのですが、僕は違う世界観でやりたい、そんな風に思っています。

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耳を傾けてくださってありがとうございました。とても小さな第一歩ですが、僕はこれからの世の中で「未来の働き方」に向けてのモードチェンジがこの3~5年に加速すると確信しています。ただ大事なのは世界観です。企業と個人が渡り合うという取引はまだ日本では尚早かと。「仲間」「チーム」この世界観で拡げたいと思います。

こちらは事業コンセプトを広めつつ実案件も紹介するWebサイトです。

・サイトはこちら:未来の働き方プロジェクト

先日プレオープンしました。
働き手として賛同する方のエントリお待ちしてます。
仕事を出したい企業の方からのメッセージも大歓迎。良かったらどんどん拡げてくださいませ。

この記事を書いた人について

谷尾 薫
谷尾 薫
オーシャン・アンド・パートナーズ株式会社 代表取締役
協同組合シー・ソフトウェア(全省庁統一資格Aランク)代表理事

富士通、日本オラクル、フューチャーアーキテクト、独立系ベンチャーを経てオーシャン・アンド・パートナーズ株式会社を設立。2010年中小企業基盤整備機構「創業・ベンチャーフォーラム」にてチャレンジ事例100に選出。