パッケージか自社開発か分岐点にいる方へ

2015/05/15

それはセールスマンの「ある一言」から始まる。

アナタの会社に
「このパッケージ、是非導入しましょう!」
と言ってきたセールスマンがいたとします。

見積りは、アナタが決裁できる金額をはるかに超えています。
これを通すために稟議書を書かないといけません。

そこで資料をつくるためいろいろと調べていると、
パッケージの導入はなかなか
一筋縄ではいかないことが分かってきました。

そこで新たな選択枝として、
自社開発という道筋も浮かんでいます。

さて、どうしますか。

どの選択肢にも一長一短があるため、
それぞれの長所と短所を見極め、的確な決断を下したい。
とアナタは考えるでしょう。

アナタが作ったプランに上司や関係部署からの
横槍が入ってくる可能性もありますので、
それを先廻りしたロジックも必要です。

それはリサーチすればするほど泥沼にはまります。

そこでネットや書籍をリサーチすると、

基本的にはパッケージソフトの方が安い。
パッケージに合わせて業務を変えることができるなら
迷わずパッケージを選択すべきである。

とか、

実装形態によって拡張性やコストが異なってくるため
自社ビジネスの特性とライフサイクルの総コストを
中心に判断するのが適切だ。

という意見が出ています。

ますます迷ってしまいますね。

パッケージの場合は、事前にデモを見れるので、
イメージしやすいし、比較的すぐに使える点が魅力的です。

その一方、業務にマッチしない部分は、割り切るか、
追加費用でカスタマイズしないといけません。

自社開発の場合は、
100%自社にマッチしたシステムになる点が魅力的です。

しかし一方では、完成するまでどんなシステムになるか分からないリスクや
一体いくらかかるのか分からないというリスクもあります。

ということで、 いったん思考ループに入るとなかなか結論が出ないのが、
「パッケージ or 自社開発?」問題なのです。

ベンダでは絶対できないこんな支援策。

私、谷尾は、富士通、オラクル、フューチャーと
システム開発の最前線で、
100件を超える現場を経験してきました。

ご興味があれば、あなたの立場に立って、
一緒に提案書をチェックしますが、いかがでしょうか?

あなたの立場にたって、業者の提案書をチェックするサービス。
それが「パッケージ or 自社開発?グッドチョイス」です。
次のようなメリットがあります。

1.既存のパッケージの問題点を精査します。

パッケージのセールスマンは売上目標を背負っていますから「売ってなんぼ」、つまり貴社の事情に寄り添うという優先順位は低いのです。そこで第三者視点で客観精査すると気付かないことが見えてきます。

2.自社開発で乗り越えるべきハードルを精査します。

自社開発はオーダーを外部業者に出さないといけません。同時に社内の意見をまとめていく必要があります。このハードルは想像以上に高いです。どちらがあなたにとって代償が小さくすむか、を精査します。

3.とにかく安ければ良いという「費用」以外の選定基準を得ることができます。

私たちがここ数年学んだのは、顧客が本当に欲しいのは一番安い価格ではないということです。多くの顧客は最高の品質、最高のサービス、そして最低の価格を求めますが、私たちはそれを満たす会社を見たことがありません。顧客が「費用」以外の選定基準を得ること以外に、ご自身の利益を守ることはできません。

4.頭の中が整理され、より良いアイデアや見落としていたスペックが判明します。

自分たちにとって本当に必要なものは何か?これは深い議論をしないと出てこない傾向があります。私たちは「売るためのトーク」ではなく、あなたの頭の中を探るためのディスカッションに集中します。

5.新システム運用までに社内で解決しておかなければならない課題が明確になります。

運用まで気配りできるベンダは非常に少ないという実情があります。事前検討のフェーズでここにメスを入れることは貴社にとって最重要課題です。

6.自社内の関係者の理解が格段にスムーズになります。

共通理解すべき事項を整理し、社内会議での「ところであれはどうなっているんだっけ?」を減らします。

7.その結果、関係部門からの横やりが減ります。

利用部門、関係部門へのアプローチは新システム導入にあたってはデリケートな問題です。交通整理にあたって踏み込んでアドバイスします。

これにより、寄り道をショートカットしながら
自社にマッチした結論に辿り着くというメリットがあります。

御社に訪問し、最短4時間で、論点を整理し、

・何に注意すべきか?
・どのような質問を業者にするべきか?
・必要があれば、打合せに同席もしましょう。

ここまでサポートしますが、いかがでしょうか?

ちなみに当社はシステムを売るわけではないので、
あなたと利害が対立しません。
完全な第三者見解が得られます。
これはベンダでは出来ません。

1,000万円が一瞬で無価値になるリスクをどう避けるか?

それでは最後に費用について、ご説明します。

仮に導入規模が1,000万円の場合、
選定を誤ると1,000万円が一瞬で無価値になります。
システムは作っても動かなければ何の価値も生まないからです。

無断になるのは支払費用の1,000万円だけではありません。
社内でかかった人件費も取り戻すことはできません。
関係部門や役員会まで計算すると支払費用の倍は軽く超えて
しまうのではないでしょうか。

ちなみに上司や他部門からの批判を浴びるのは、
支払った費用の損はもちろんのこと、
自分達の時間が無駄に使われたことへの
マイナス感情が強く作用するからです。

この記事を書いた人について

谷尾 薫
谷尾 薫
オーシャン・アンド・パートナーズ株式会社 代表取締役
協同組合シー・ソフトウェア(全省庁統一資格Aランク)代表理事

富士通、日本オラクル、フューチャーアーキテクト、独立系ベンチャーを経てオーシャン・アンド・パートナーズ株式会社を設立。2010年中小企業基盤整備機構「創業・ベンチャーフォーラム」にてチャレンジ事例100に選出。