システム会社に見積りを依頼しようとしている方へ

2015/07/15

本当はコワい「システム会社任せのご提案」

相見積もりを取ると何が起こるか、以下コラムに書きました。

相見積もりで目の当たりにする金額の開き

発注者自身もかなり深くご自身の発注内容について
熟考しなければ適切な開発会社を選べないのです。

提案を開発会社に任せにしてしまうのは、
自分で自分の首を締めることなのです。

ところが、これを依頼者がご自身で防ぐのは、
決して簡単ではありません。
なぜなら、業者の裏側を知り尽くしていないと、
なかなか見抜けないからです。

一緒に提案書をチェックします

私どもはシステム開発の最前線で、
100件を超える現場を経験してきました。

ご興味があれば、あなたの立場に立って、
一緒に提案書をチェックしますが、いかがでしょうか?

これには次のようなメリットがあります。

1.「隠された条件」を浮き彫りにします。

この「隠された条件」は一定量まではノウハウで探ることができます。
その量がゼロなのか7割なのかは大きな差であることはお分かりのとおりです。

2.システム開発のプロが実際に使っている「選定基準」が分かります。

システム開発のプロでも同業者に発注することがあります。
プロがどのように同業者の質を見抜くかが分かります。

3.オーバスペックな発注を防ぐことができます。

ほとんどのベンダはお客さんに言われるがままにスペックを盛り込みます。その結果、費用が肥大化します。それを防ぐためにベンダに伝えるべき内容を事前に整理できます。

4.システムベンダの提案のレベルアップが図れます。

ベンダに伝えるべき内容には、実はシステム要件以外に重要なポイントがあります。
そのポイントを理解することで、提案のレベルアップが図れます。

5.足切りすべきベンダを一発で見抜けます。

足切りは目に見えないコストの節約になります。
依頼してはいけないベンダには、独特の行動様式があります。それは打合せの段階で顕著に現れます。
誰でもチェックできるポイントが理解できるようになります。

・何に注意すべきか?
・どのような質問を業者にするべきか?
・必要があれば、打合せに同席もしましょう。

ここまでサポートしますが、いかがでしょうか?

ちなみに当社はシステムを売るわけではないので、
あなたと利害が対立しません。
完全な第三者見解が得られます。
これはベンダでは出来ません。

6.選定基準が明確になるため、役員や関係部門を説得しやすくなります。

費用以外の選定基準を明確にします。「中身と予算のバランスで決める」という曖昧なものではありませんので、誰が見ても理由が分かりやすくなります。

7.その結果、関係部門からの横やりが減ります。

意思決定が進行している途中で入る横やりは名実ともにロスが生じます。それを事前に防ぐことができます。

これにより、無駄な寄り道を極力ショートカットしながら
自社にマッチしたベンダ選定に辿り着くというメリットがあります。

 

この記事を書いた人について

谷尾 薫
谷尾 薫
オーシャン・アンド・パートナーズ株式会社 代表取締役
協同組合シー・ソフトウェア(全省庁統一資格Aランク)代表理事

富士通、日本オラクル、フューチャーアーキテクト、独立系ベンチャーを経てオーシャン・アンド・パートナーズ株式会社を設立。2010年中小企業基盤整備機構「創業・ベンチャーフォーラム」にてチャレンジ事例100に選出。